情報科学 › Claude Code の中身 › 文脈を保つ・減らす・分ける

圧縮の模型

定義 3.2(「文脈を保つ・減らす・分ける」§3)

自然数 FF(圧縮を通っても残る固定部分の大きさ)、σ\sigma(要約の長さの上限)、τ\tau(圧縮を始めるしきい値)、δ≥1\delta \ge 1(1 ターンで増える量の上限)を固定する。圧縮の模型とは、次の規則で決まる自然数の列 n0,p1,n1,p2,n2,…n_0, p_1, n_1, p_2, n_2, \ldots をいう。

  • n0=Fn_0 = F。
  • ターン t≥1t \ge 1 で、増分 dtd_t(0≤dt≤δ0 \le d_t \le \delta)が足される: pt=nt−1+dtp_t = n_{t-1} + d_t。
  • pt≥τp_t \ge \tau なら圧縮が行われ、ntn_t は F≤nt≤F+σF \le n_t \le F + \sigma を満たすある値になる。pt<τp_t \lt \tau なら nt=ptn_t = p_t。

ptp_t はターン tt の圧縮の前の文脈の大きさ、ntn_t はターン tt の終わりの文脈の大きさである。この模型は、公式ドキュメントの「限界に近づいたら要約に置き換える」という記述を抽象化したもので、τ\tau と σ\sigma の値は記号のまま扱う。この章の τ\tau は圧縮のしきい値(トークン数)で、前章の τ\tau(キャッシュの有効期間)とは別の量である。

本文で読む(前後の説明と例)→

閉包の状態

定義

定義は閉包の起点です(証明を要しません)。

印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。

これを使っている定理

証明で明示的に参照している定理は、まだありません。

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