情報科学 › ソフトウェア設計とテスト › テストの理論

網羅基準

定義 3.1(「テストの理論」§3)

pp を制御フローグラフによるプログラム、TT をテスト集合とする。TT の実行で判定 nn を訪れたときの条件の値の組 (cn,1(σ),…,cn,k(σ))(c_{n,1}(\sigma), \ldots, c_{n,k}(\sigma)) の全体を Un(T)⊆{0,1}kU_n(T) \subseteq \{0, 1\}^k と書く。

  • 文網羅: 実行可能な頂点はすべて、ある x∈Tx \in T の実行経路に現れる。
  • 分岐網羅: 実行可能な辺はすべて、ある x∈Tx \in T の実行経路に現れる。
  • 条件網羅: 各判定 nn の各条件 cn,ic_{n,i} について、DD の入力の実行でその条件が値 b∈{0,1}b \in \{0, 1\} をとることがあるなら、Un(T)U_n(T) にも第 ii 成分が bb の元がある。
  • MC/DC(改良条件判定網羅): 分岐網羅を満たし、さらに各判定 nn の各条件 cn,ic_{n,i} について、uu と u′u' が第 ii 成分だけで異なり φn(u)≠φn(u′)\varphi_n(u) \ne \varphi_n(u') となる u,u′∈Un(D)u, u' \in U_n(D) が存在するなら、そのような u,u′u, u' が Un(T)U_n(T) の中にも存在する。この組 (u,u′)(u, u') を条件 cn,ic_{n,i} の独立対という。
  • 経路網羅: 実行可能な ss から tt への歩道はすべて、ある x∈Tx \in T の実行経路に等しい。

基準 A\mathsf{A} が基準 B\mathsf{B} を包含するとは、どんなプログラム pp と入力の範囲 DD についても、A\mathsf{A} を満たすテスト集合がすべて B\mathsf{B} を満たすことをいう。

本文で読む(前後の説明と例)→

閉包の状態

定義

定義は閉包の起点です(証明を要しません)。

印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。

これを使っている定理

証明で明示的に参照している定理は、まだありません。

関連するノック 3 問