情報科学 › ソフトウェア設計とテスト › 性質ベーステスト

変成関係の検査が検出できる誤り

定理 6.2(「性質ベーステスト」§6) ・ ✓公理まで証明済み

f:X→Yf : X \to Y を関数、R\mathcal{R} を ff の変成関係の集合とする。写像 f~:X→Y\tilde f : X \to Y のうち、R\mathcal{R} のすべての関係をすべての入力で満たすものの全体を

U(R)={ f~∣すべての (g,h)∈R と x∈X について f~(g(x))=h(f~(x)) }U(\mathcal{R}) = \{\, \tilde f \mid \text{すべての } (g, h) \in \mathcal{R} \text{ と } x \in X \text{ について } \tilde f(g(x)) = h(\tilde f(x)) \,\}

とおく。

  1. f∈U(R)f \in U(\mathcal{R}) である。実装 f~\tilde f について、R\mathcal{R} の検査がある関係とある入力で不合格になることは、f~∉U(R)\tilde f \notin U(\mathcal{R}) と同値である。とくに f~∈U(R)\tilde f \in U(\mathcal{R}) ならば、f~≠f\tilde f \ne f であっても、検査の入力をどう選んでも誤りは検出されない。
  2. R⊆R′\mathcal{R} \subseteq \mathcal{R}' ならば U(R′)⊆U(R)U(\mathcal{R}') \subseteq U(\mathcal{R}) で、U(R∪R′)=U(R)∩U(R′)U(\mathcal{R} \cup \mathcal{R}') = U(\mathcal{R}) \cap U(\mathcal{R}') である。
  3. 写像 c:Y→Yc : Y \to Y が R\mathcal{R} のすべての (g,h)(g, h) について c∘h=h∘cc \circ h = h \circ c を満たすならば、c∘f∈U(R)c \circ f \in U(\mathcal{R}) である。写像 k:X→Xk : X \to X が R\mathcal{R} のすべての (g,h)(g, h) について k∘g=g∘kk \circ g = g \circ k を満たすならば、f∘k∈U(R)f \circ k \in U(\mathcal{R}) である。

本文で読む(証明と前後の説明)→

閉包の状態

✓ 公理まで証明済み

証明が使う定理を 前提 としてたどると、Rikai の中の証明だけで定義・公理(物理では基本仮定)までつながっています。

印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。

前提をたどる 証明が使う定理・定義

証明は Rikai の他の定理を参照していません(定義と論理だけで示されています)。

これを使っている定理

証明で明示的に参照している定理は、まだありません。

関連するノック 1 問