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残差接続・位置ごとの MLP・ブロック

定義 2.2(「Transformer ブロック」§2)

(残差接続) 写像 F:Rn×d→Rn×dF : \mathbb{R}^{n\times d} \to \mathbb{R}^{n \times d} に対し、X↦X+F(X)X \mapsto X + F(X) を FF の残差接続という。

(位置ごとの MLP) パラメータ W1∈Rd×dffW_1 \in \mathbb{R}^{d \times d_{\mathrm{ff}}}、b1∈Rdff\boldsymbol{b}_1 \in \mathbb{R}^{d_{\mathrm{ff}}}、W2∈Rdff×dW_2 \in \mathbb{R}^{d_{\mathrm{ff}} \times d}、b2∈Rd\boldsymbol{b}_2 \in \mathbb{R}^{d} と活性化関数 ϕ:R→R\phi : \mathbb{R} \to \mathbb{R} に対し

MLP(X):=ϕ(XW1+1b1T)W2+1b2T\mathrm{MLP}(X) := \phi\big(XW_1 + \boldsymbol{1}\boldsymbol{b}_1^{\mathsf{T}}\big)W_2 + \boldsymbol{1}\boldsymbol{b}_2^{\mathsf{T}}

と定める(ϕ\phi は成分ごと)。第 ii 行は g(xi):=W2Tϕ(W1Txi+b1)+b2g(\boldsymbol{x}_i) := W_2^{\mathsf{T}}\phi(W_1^{\mathsf{T}}\boldsymbol{x}_i + \boldsymbol{b}_1) + \boldsymbol{b}_2 で、1 層の隠れ層を持つ多層パーセプトロン(定義 2.1[ニューラルネットワークと逆伝播] で層数を 2、2 層目の活性化関数を恒等写像としたもの。同定義は活性化関数を C1C^1 級と仮定しており、GELU\mathrm{GELU} はこれを満たすが、ReLU\mathrm{ReLU} は 0 で微分可能でないので満たさない)を各行に施したものである。dffd_{\mathrm{ff}} を MLP の幅という。活性化関数は ReLU(t):=max⁡(0,t)\mathrm{ReLU}(t) := \max(0, t) か、標準正規分布の分布関数 Φ\Phi を使った GELU(t):=t Φ(t)\mathrm{GELU}(t) := t\,\Phi(t) を取る。

(ブロック) マルチヘッド自己注意 MHA\mathrm{MHA}(定義 4.1[自己注意])、位置ごとの MLP\mathrm{MLP}、2 つの層正規化 LN1,LN2\mathrm{LN}_1, \mathrm{LN}_2 から、次の 2 通りのブロックを定める。

Post-LN:Y=LN1(X+MHA(X)),X′=LN2(Y+MLP(Y))Pre-LN:Y=X+MHA(LN1(X)),X′=Y+MLP(LN2(Y))\begin{aligned} \textbf{Post-LN:}\quad & Y = \mathrm{LN}_1\big(X + \mathrm{MHA}(X)\big), & X' &= \mathrm{LN}_2\big(Y + \mathrm{MLP}(Y)\big) \\ \textbf{Pre-LN:}\quad & Y = X + \mathrm{MHA}\big(\mathrm{LN}_1(X)\big), & X' &= Y + \mathrm{MLP}\big(\mathrm{LN}_2(Y)\big) \end{aligned}

Pre-LN のブロックで、層から層へ足し込まれながら受け渡される X,Y,X′,…X, Y, X', \ldots を残差流という。

本文で読む(前後の説明と例)→

閉包の状態

定義

定義は閉包の起点です(証明を要しません)。

印の意味: ✓公理まで証明済み ・ △証明あり(閉包未完)・ ※主張のみ。テーマごとの集計は 閉包の状況。

これを使っている定理 証明で参照している 1 件

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