(残差接続) 写像 F:Rn×d→Rn×d に対し、X↦X+F(X) を F の残差接続という。
(位置ごとの MLP) パラメータ W1∈Rd×dff、b1∈Rdff、W2∈Rdff×d、b2∈Rd と活性化関数 ϕ:R→R に対し
MLP(X):=ϕ(XW1+1b1T)W2+1b2Tと定める(ϕ は成分ごと)。第 i 行は g(xi):=W2Tϕ(W1Txi+b1)+b2 で、1 層の隠れ層を持つ多層パーセプトロン(定義 2.1[ニューラルネットワークと逆伝播] で層数を 2、2 層目の活性化関数を恒等写像としたもの。同定義は活性化関数を C1 級と仮定しており、GELU はこれを満たすが、ReLU は 0 で微分可能でないので満たさない)を各行に施したものである。dff を MLP の幅という。活性化関数は ReLU(t):=max(0,t) か、標準正規分布の分布関数 Φ を使った GELU(t):=tΦ(t) を取る。
(ブロック) マルチヘッド自己注意 MHA(定義 4.1[自己注意])、位置ごとの MLP、2 つの層正規化 LN1,LN2 から、次の 2 通りのブロックを定める。
Post-LN:Pre-LN:Y=LN1(X+MHA(X)),Y=X+MHA(LN1(X)),X′X′=LN2(Y+MLP(Y))=Y+MLP(LN2(Y))Pre-LN のブロックで、層から層へ足し込まれながら受け渡される X,Y,X′,… を残差流という。